mWISE: Mandiantの年次イベント「Cyber Defense Summit」が業界イベントへ進化
私がサイバーセキュリティ業界に従事し始めたのは20年以上前のことです。当時、RSAセキュリティに所属し、アメリカ地域のマーケティングと、当時はあまり知られていなかったRSAカンファレンス(RSAC)というイベントを担当しました。2年目以降、私はフォーカスを拡大し、RSAカンファレンスをピーク時の参加者数5万人に達するまでのグローバルなイベントへと成長させることに貢献しました。
Mandiant に入社する前から、私はMandiantという会社が非常にユニークなポジションにあり、世界を脅威から守ることを使命として活動していることを見てきました。特に、Mandiantが2013年に発表したAPT1や中国人民解放軍第2局の活動に関する深い研究により、業界は国家の支援を背景として行われる不正な活動に大きく注目するようになりました。この調査により、悪意のある活動の実態、動機、規模について、業界はより深く理解することができました。この重要なレポートが発表されて以来、Mandiantは、グローバルなサイバーセキュリティ攻撃とその軽減に関する知識の源となり、その知識をマルチベンダーのXDRプラットフォームであるMandiant Advantageに注ぎ込むことで、他社と一線を画しています。
Mandiantにとって大きな転換点であり、私がMandiantに入社して現在の職務に就いた理由となったのは、SolarWindsの侵害事件への対応においてCEOのKevin Mandiaとチームが示したリーダーシップでした。対応における情報の透明性の高さは、Mandiantが独立した企業として再出発し、コミュニティをより安全にするための知識の共有を約束する予兆となったのです。このことが、私たちの新たな挑戦であるmWISEの原型となりました。
悪意のあるサイバー攻撃に対する戦いには、一人、あるいは一組織だけで勝つことはできません。そこで私たちは、多くのみなさまから評価いただいたイベント「Mandiant Cyber Defense Summit」を進化させ、ベンダーの枠に縛られないイベントとしての新たなプラットフォーム「Mandiant Worldwide Information Security Exchange (mWISETM)を立ち上げることにしました。私たちは、スポンサーシップのレベルによってセッションを構成するのではなく、コミュニティ全体に最も大きな影響を与え得るという観点で、プレゼンテーターにマイクを渡します。
mWISEは、mWISE CISO SummitとmWISE Conferenceの2つのイベントで構成される予定です。mWISE CISO Summitは、CISOが業界を超えて集まり、現在および将来の最も差し迫った脅威について議論する招待制のイベントです。
mWISE Conferenceは、より幅広いサイバーセキュリティ専門家のコミュニティに開かれたものです。会議テーマはコミュニティによって決定され、コンテンツは独立した専門家委員会によって開発され、すべての業界に関連するものとなります。
mWISE 2022 Conferenceは、2022年10月18日~20日にワシントンD.C.で開催される予定です(プレゼンテーションの募集は2022年4月29日まで!)。このイベントは、Mandiantのお客様やパートナーのためだけのものではありません。特に、営業的な内容ではなく、サイバーセキュリティに関する問題や知見、スキル習得を中心とした内容となっており、これまでのユーザーイベントとは一線を画すものとなっています。また、本イベントは対面式のイベントにオンラインの要素を組み込んだ形での開催を計画しています。状況に応じて形式を変更する予定です。
Mandiantのブランドは、“ベンダー非依存”という点でユニークです。私たちは、お客様、SI/チャネルパートナー、そしてより広範なテクノロジー/セキュリティベンダーと協業しています。私たちは過去18年間、最前線の知識を共有し、コミュニティに洞察を提供してきました。新しいmWISEイベントシリーズは、すべての組織をサイバー脅威から安全にするという私たちのミッションの自然な延長線上にあります。
詳細については、mWISEのページをご確認ください。また、講演者としての参加について、ぜひご検討・お申し込みをお願いします。